グラッシュビスタ®は主要成分であるビマトプロスト(Prostaglandin F2α誘導体)の作用により、上まつ毛の長さ・太さ・濃さを改善する塗り薬です。まつ毛が不足していたり、不十分であったりするまつ毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)の患者に処方されます。
メカニズム
グラッシュビスタ®の有効成分であるビマトプロストが、成長期の毛包の比率を上昇させ、それに伴い、休止期の毛包の比率が減少することが示唆されています。そのため、まつげの休止期から成長期への移行を促進し、成長期の期間を延長させることにより、まつげの「長さ、太さ、濃さ」の増大に寄与すると考えられています。
日本人での臨床試験において、特発性まつ毛貧毛症及びがん化学療法によるまつ毛貧毛症の成人患者にこの薬を4ヵ月間使用した結果、それぞれの患者において、特発性まつ毛貧毛症の被験者のうち77.3%、がん化学療法によるまつ毛貧毛症の被験者88.9%にまつ毛の改善が認められました。
4ヶ月目における評価スケール(GEA-J)スコアのベースラインから
1段階以上の改善が認められた患者の割合(%)
特発性まつ毛貧毛症 | がん化学療法によるまつ毛貧毛症 | |||
---|---|---|---|---|
グラッシュビスタ®群 N=88%(N) |
プラセボ群 N=85%(N) |
グラッシュビスタ®群 N=18%(N) |
プラセボ群 N=18%(N) |
|
4ヶ月* | 77.3%(68) | 17.6%(15) | 88.9%(16) | 27.8%(5) |
*有効性腫瘍評価は4か月目に実施
※評価スケール(GEA‐J)…日本人用画像数値化ガイド付き総合的まつ毛評価スケール:標準写真を参考に、医師が患者の上まつ毛の全般的な印象を4段階(1「低い」、2「普通」、 3「高い」、4「著しく高い」)で評価する基準
グラッシュビスタ®は、FDA(米国食品医薬品局)の承認により2009年からまつ毛貧毛症治療に使われており、世界で広く使用される医療用医薬品です。日本では2014年3月に厚生労働省によって製造販売が承認され、同年9月から処方がスタートしました。現在、「グラッシュビスタ®外用液剤 0.03%5mL」は国内初・唯一のまつ毛貧毛症治療薬として製造販売承認を受けた製品です。
特殊ペプチド成分により、自然でボリューム感のある美しい眉毛を育てます。洗顔後何もつけていない状態で眉毛に塗ります。塗ってから4時間は洗い流さないでください。
グラッシュビスタ®19,800円
ブローブロー5,280円
※費用は全て税込