「内面が充実していれば、外見も若々しくなる」と言いますが、逆に「外見、つまりシワやたるみを取り若返れば、心も若返る」とも言えるでしょう。美容外科ではさまざまな顔の若返り法がありますが、その中のひとつにフェイスリフトがあります。フェイスリフトとは、簡単に言うと、顔のたるんだ筋肉を引き上げて、シワやたるみを伸ばす手術です。「実年齢より10歳~15歳若返る」と言われ、シワのないハリのある若々しい肌を取り戻せます。
頬、目尻、アゴ、首のまわりのシワを取るためには、耳の縁(へり)に沿って目立たないように5~6cm切開し、リフトアップします。手術時間は約90分で、内出血もなく腫れもほとんどありません。テーピングもマスクも必要なく、すぐに帰宅することができます。
また、額のシワには髪の中から切開してリフトアップします。こちらは全身麻酔が必要で、手術時間は2~3時間程度です。髪の毛に隠れるためキズは目立ちません。剥離が広い場合は、術後の圧迫固定は充分に行います。包帯が3~4日必要になります。
当院では、皮膚だけでなく、表情筋の筋膜も同時に引き上げるSMAS法方式を採用しているので、仕上がりがとても自然で表情豊かな若々しさが蘇ります。また、一度手術を行い老化を遅らせた後、10年後再び手術を行うことも可能です。その際、アプローチを一度目と同じところから行うので、新しくキズができる心配はありません。
頬のたるみやシワを取りたい方におすすめなのがミニリフトです。フェイスリフトに比べキズが小さく、手術も簡単なわりに、はっきりと効果が出るので、初めて若返り手術を受ける方でも気軽に受けられます。頬を少し持ち上げて、「こうしたほうが若く見えるんじゃないかしら?」と、頬からアゴのたるみを気にされてる方に特に効果的な若返り手術で、仕上がりはとても自然な印象です。 ゆるんだ筋膜と皮膚を同時に引っ張り上げ、頬、アゴのタルミ、しわをのばします。包帯もいらず腫れも少なくて、手術のアプローチは耳の前のシワに沿っておこないますので傷跡は、ほとんどわかりません。
手術は部分麻酔で、入院の必要もなく、お化粧も翌日からできます。ミニリフトの効果は、5~10才近く見た目を若返らせます。大掛かりな額からのアプローチを避けて、耳の縁などからのアプローチで、頬、目尻、アゴ、首のまわりのシワを取ります。手術時間は約90分程度で、内出血もなく腫れもほとんどありません。 包帯やテーピング、マスクも必要なく、すぐに帰宅することができます。
こめかみ周辺や、目の外側、頬などのシワやたるみには、こめかみリフトがあります。耳の後ろの髪の毛の中を4cmほど切開し、目尻付近の弛んだ筋膜と皮膚をリフトアップします。局部麻酔で、手術時間は60分程度。術後2~3日は圧迫固定が必要ですが、術後すぐ帰宅できます。7日目を目安に抜糸します。腫れや内出血もなく、傷口も髪の毛の中なので、わかりません。
メスを一切使わず、目の下周辺からこめかみにかけて特殊加工された糸を通し、引っ張り上げるだけでシワやタルミを解消する施術です。施術時間は30分程度で入院の必要はありません。
☆フェザーリフトはこんな方にオススメ
当院で採用しているフェザーリフトはアプトスという方法。アプトス(APTOS)とは、Anti-Ptosis(抗下垂)の略で、特殊加工された糸につけられた名称のことです。アプトスの最大の特徴は頬にふくよかな立体感を持たせる効果に非常に優れている点です。そのため若々しくハリのある肌を十分に実感していただけます。
タルミの気になる頬の皮膚深部(皮下組織)に特殊な糸を通します。特殊な糸のギザギザ部分は皮下組織に絡み持ち上げるので、自然な立体感が出る上に、リフト効果は長く持続します。また手術後3週間ほどで糸周囲にはコラーゲン繊維が形成されていくのでさらに持続力はアップします。
■頬のタルミのラインに合わせて糸を通します。
■糸が戻ろうとする力を利用して頬に立体感をもたらします。立体感は、施術直後から出てきます。
使用する糸は外科手術に用いられる、人体に無害で安全なポリプロビレンという素材でできています。髪の毛ぐらいの細さで表面が羽(フェザー)のようにギザギザしています。髪の毛ぐらいの細さですが、非常に丈夫で切れるような心配はありません。
施術2日以降は、日常の制限はほとんどありませんが、施術3週間は患部を強くもんだりしないで下さい。巧妙に張り巡らされた糸が皮膚の下で絡んでしまう危険があります。